――牢獄――

一番そばにいて、一番解るもの
誰にも癒せやしない傷
ずっと抱えて生きて行く

四角く果てしない入り組んだ道 私は迷い込むの
滴る水に濡れた肌 重たい服なんか気にしないで歩く
めまいに似た感覚 誰にも癒せはしないのよ
ここには自由な空も 命芽吹く大地もない
でもどこか押しとどめられた自由は 私の心を捉えて放さない

聳え立つ鉄格子 暗い闇の中
早く来てよ 私はここにいる

血流す腕 くっきりと澄んだ目 そうコレは私
DNAの塩基配列から何もかも
笑ってよ 語りかけて たくさんの思い

こぼれだす甘いストーリー 偽らない本性
気兼ねなんかしなくていいの
これは私 この傷を癒せるのも私自身

それは、太陽と月 光と闇のような
ずっと見えないモノに足つかまれて
偽善の仮面が崩れかかる
誰か助けて そう叫んだところで
この傷を癒せるのは私だけ
他の誰でもない 私と彼女 二人だけ

何処までも広がる空 今は大きな壁で仕切られて
命芽吹く大地は今はもう枯れ果てて
出会っては過ぎて行く時間と 重い足
もう、この大地に自由などない
ずっと憧れていた

思い切り空、はばたいて 何処までも高く飛んで行く
夢物語さえ語られはしない
[外]自由のない世界  [内]象徴的な牢獄
でも、外とは違う何か
そう おそらくコレが”自由”


中学時代の作品