――傷――

完全な闇――
皆、闇の中にいるんだ
どこまで続くともわからない闇の中 息をする事すらままならない
いつ終わるのだろう いつ光が射すのだろう
虚無の世界に 人々の悲痛な叫びがこだまする

多大な時間 終わりないような錯覚
めまいに似た感覚――

誰もこの闇を照らす術を知りはしない

いつまでも繰り返される血の惨劇 永遠の地獄
犠牲によって手に入れた平和は 再び惨劇を繰り返す

終わりない悪夢 次第に心が崩れて行く

犠牲 孤独 戦乱 死

多くの闇が取り巻いて 理性すらも壊れて行く

一人 また一人・・・

ただ1つ対抗する術が在るのなら この世に1つしか存在しない

人にのみ与えられ 人にのみ制御できるもの

それは、余りにも不確かで 突然に失ってしまうかも知れない
しかし光のもとにその身をさらしたければ 思い切り叫べ

歌は平和へ 叫びは他者の心へ

必ずは届かないかもしれない

しかし、必ずしも忘れてはならぬ

どんな闇の中でも どんなに深い海のそこでも

決して一人ではないと言う事を――



:中学生時代の作品: