――イージー――

馬鹿に分かりきってること
そんなに何度も繰り返すなよ
言って苦しむのはお前だろ?
耳塞ぎたくなる俺の気持も分かるってもんだ
それ、何て言うか知ってるか?
いらない心配「杞憂」って言うんだぜ

自分で自分の可能性
信じてやらないでどうすんだ
そんなだから
俺みたいなアウトローに踏み荒らされる
一度捨てちまいなよ
そんな矛盾する感情

答えなんて出たらラッキー
だってほら考えても見ろよ
この世で一番不可思議なものは
自分がこの世に生まれてきたってコトだろ?
長い過去の中
五センチでもちがってりゃ
お前は生まれてないんだぜ?
それ考えたら俺たちの悩みなんて
ちっぽけなものってコト!

自分で自分の未来潰して
やりたいのに出来なくって
人生悟った大人気取りか?
お前のそれはただの背伸びなんだよ
諦める前にやってみろ!

自分で自分の首絞めて
苦しいの当たり前だろ
ほら、もう大丈夫
苦しいなら言ってもいいんだ
全部吐き出しちまえ

それでも嫌になった?
だったら一つだけ
「世界は皆君のことが好きだよ」
……少なくとも、俺はね

見かけなんかに惑わされんな
見てくれる人は見てくれるさ
あとは見る目がないんだな、たぶん!
赤すぎたチークも
黒ずんだマスカラも
全部全部落として
大丈夫
十分綺麗だから

「人生改造計画」?
おいおい、ちょっと勘違い
なにを今更変える必要が?
生きてきた年月
自分の過去を全否定するだけ
もう一度向き直って 本当の自分
嫌いなところも飲み込んで
消化してみせてみろよ
皆の度肝抜いてやれ!

案外お前の周りの人間は
弱さも見抜いてるもんだぜ
全部さらけ出しちまえ
いいじゃないか裏表があっても
向き不向きも個性さ

ちょっと考えても見ろよ
止まる間もなく信号が青だぞ?
席もすぐ開いた
今日は遅刻せずに済みそうだ
案外幸せって簡単なんだよ
見過ごしてきたのはお前の方で
「イージー」ってつづり書けるかい?
俺には書けねえや!

そんな奇跡に守られたお前が
生きてはいけない訳ないだろ!
着飾らなくてもいいから胸張って
偽らなくてもいいから視線に力を
ほら、カッコいいじゃないか!
世界中が褒め称えるよ
ファン第一号に立候補!


高校時代の作品
何故こんなにハイテンションだったのだろう